採用SNS運用代行の費用相場は?料金の内訳と「安ければいい」ではない理由
採用のためにInstagramやTikTokを始めようと考えたとき、最初に気になるのが「運用代行を頼むといくらかかるのか」ではないでしょうか。
検索すると、
「月5万円〜」
「月10万円〜」
「月30万円〜」
「要問い合わせ」
と料金にかなり幅があります。
ここで、
「同じSNS運用なら、一番安い会社でいいのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、採用SNSについては料金だけを見て決めるのはあまりおすすめできません。
なぜなら、同じ「SNS運用代行」という名前でも、
- 投稿作業だけ
- 動画編集だけ
- 企画から制作まで
- 撮影まで
- 採用戦略まで
- 応募導線まで
と、含まれている業務がまったく違うからです。
実際、SNS運用代行全般の公開料金を見ても月額数万円から50万円以上までかなり幅があります。2026年8月に79社の公式サイトを調査した事例でも、料金公開企業だけを見ても支援範囲によって大きな差が確認されています。(beem-inc.net)
リクブランでも、採用SNSの費用を考えるときは、
「月額いくらか」より、「その金額で採用活動のどこまで任せられるか」
を見ることが重要だと考えています。
この記事では、採用SNS運用代行の料金相場から、費用の内訳、見積もりで確認すべきポイント、安さだけで選ぶと失敗しやすい理由まで解説します。
採用SNS運用代行の費用はどのくらい?
まず、大まかなイメージを整理します。
| 月額の目安 | 支援内容のイメージ |
|---|---|
| 〜10万円程度 | 投稿代行・編集・簡易的な運用 |
| 10〜20万円程度 | 企画・制作・投稿など |
| 20〜30万円程度 | 企画・台本・撮影・編集・投稿・分析 |
| 30〜50万円程度 | 投稿本数増加・戦略・複数媒体・広告など |
| 50万円〜 | 大規模運用・広告・採用支援全体など |
あくまで目安です。
SNS運用代行全般では「10〜30万円程度」を中心価格帯として紹介する2026年の調査もありますが、TikTokのように撮影・動画制作が必要な媒体では金額が上がりやすくなります。(ooaks.co.jp)
そして採用目的の場合、さらに重要なのが、
採用設計が含まれているか
です。
1. 同じ月15万円でも中身はまったく違う|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
例えば、次の2社があったとします。
A社|採用SNS運用代行の費用の比較例
月額15万円
- 月8本編集
- 投稿
- 簡易レポート
B社|採用SNS運用代行の費用の比較例
月額20万円
- 採用ターゲット設計
- アカウント設計
- 月8本企画
- 台本
- 撮影
- 編集
- 投稿
- 分析
- 改善
- 応募導線設計
月額だけを見るとA社の方が5万円安い。
しかし、
A社に依頼した場合、
企画
撮影
出演者調整
台本
採用ページ
分析
を社内で担当しなければならないのであれば、本当にA社の方が安いとは限りません。
ここで重要なのは、
外注費ではなく「総コスト」で考えること
です。
2. 採用SNS運用代行の料金は何で決まる?
採用SNSの料金は、主に次の要素で決まります。
① 投稿本数|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
当然ですが、月4本と月20本では制作工数が違います。
ただし、
1本単価だけで会社を比較するのもおすすめしません。
TikTokの場合、
企画
台本
撮影
編集
まで含めて1本です。
単純な編集だけの動画1本と、採用戦略から作った動画1本では内容が違います。
② 企画の有無|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
「素材を渡せば編集します」
というサービスであれば安くできます。
一方、
「今月は何を投稿するか」
から考える場合、
- 競合調査
- トレンド確認
- 求職者ニーズ分析
- 企画作成
- 台本作成
が必要です。
SNS採用で成果を狙うのであれば、個人的にはここを削りすぎない方がいいと考えています。
③ 撮影の有無|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
採用SNS、とくにTikTokでは撮影が大きなコストになります。
確認したいのは、
- 撮影は月何回か
- 撮影時間は何時間か
- カメラマンは来るのか
- スマートフォン撮影か
- 交通費は含まれるか
- 遠方料金はあるか
です。
「月額10万円」と書かれていても、撮影1回ごとに別途費用が発生するケースがあります。
④ 動画編集|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
編集では、
- カット
- テロップ
- 字幕
- BGM
- SE
- 画像挿入
- テンポ調整
- 冒頭設計
などを行います。
ただし、
編集が豪華=採用成果が高い
ではありません。
採用SNSでは、過度な広告感を出さないことが重要になる場合もあります。
⑤ SNS投稿・アカウント管理|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
投稿作業自体は大きなコストではありません。
しかし、
- キャプション
- ハッシュタグ
- 投稿時間
- 固定投稿
- プロフィール
- コメント
まで管理する場合は業務量が増えます。
⑥ 分析・改善|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
ここは会社による差が出やすいところです。
毎月、
「今月は10万回再生されました」
だけで終わる会社もあれば、
- どの動画が伸びたか
- 冒頭離脱はどうだったか
- プロフィール遷移はどうだったか
- 応募につながったか
- 来月何を変えるか
まで分析する会社もあります。
採用目的なら、
再生数の報告より、次にどう改善するか
の方が重要です。
3. 初期費用が必要な理由
会社によっては、月額料金とは別に初期費用があります。
初期費用では主に、
- ヒアリング
- 採用ターゲット設計
- 競合分析
- コンセプト設計
- プロフィール設計
- KPI設計
- 初回企画
などを行います。
そのため、
「初期費用がある会社=高い」
とは限りません。
逆に確認したいのは、
初期費用として何をしてくれるのか
です。
4. SNS広告費は基本的に別で考える|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
SNS運用とSNS広告は別物です。
オーガニック投稿の場合、投稿そのものに広告費は必要ありません。
一方、
TikTok広告
Instagram広告
Meta広告
などを利用する場合は、通常、
運用代行費+広告費
になります。
さらに代理店によっては、
広告費の○%
を広告運用手数料として設定しています。
見積書では、
「月額○万円」
だけでなく、
半年間の総支払額
まで出して比較すると分かりやすくなります。
5. 安いSNS運用代行が悪いわけではない
ここは誤解しないでください。
安い会社が悪いわけではありません。
例えば、
- 社内にSNS担当者がいる
- 企画は社内でできる
- 撮影もできる
- 編集だけ外注したい
のであれば、制作部分だけを安く外注するのは合理的です。
問題なのは、
必要な業務まで削って安くしてしまうこと
です。
採用担当者が忙しくてSNSを外注するのに、
企画は御社でお願いします。
台本もお願いします。
撮影もお願いします。
投稿もお願いします。
となれば、
「編集だけ外注している状態」
になってしまいます。
6. 「1投稿あたり」で比較してはいけない理由|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
例えば、
A社
月10万円/月10投稿
=1本1万円
B社
月20万円/月10投稿
=1本2万円
だけを見ると、A社が圧倒的に安く見えます。
しかしB社に、
戦略
企画
撮影
分析
まで含まれているのであれば、単純比較はできません。
採用SNSでは、
動画1本の単価ではなく「採用活動のどこまで代行されるか」
で比較してください。
7. 人材紹介会社との費用比較は慎重に
SNS採用について、
「人材紹介より安い」
と紹介されることがあります。
確かに、人材紹介は採用成立時に成功報酬が発生するため、1人あたりの採用費が高くなる場合があります。
ただ、
SNS運用費÷採用人数
だけを見て、
「SNSなら1人○万円で採用できる」
と断言するのは少し危険です。
なぜならSNSは、
- 認知
- 採用広報
- 応募
- 企業理解
まで含む中長期施策だからです。
私たちは、
求人媒体、人材紹介、SNSのどれか一つに絞る必要はない
と考えています。
媒体にはそれぞれ役割があります。
8. 見積もりで必ず確認したい10項目|採用SNS運用代行の費用の実務ポイント
運用会社を比較するときは、最低限この10項目を確認してください。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 初期費用 | いくらか |
| 月額 | 固定か |
| 投稿本数 | 月何本か |
| 企画 | 含まれるか |
| 台本 | 含まれるか |
| 撮影 | 含まれるか |
| 交通費 | 別料金か |
| 投稿 | 代行されるか |
| 分析 | どこまで行うか |
| 最低契約期間 | 何ヶ月か |
加えて、
修正回数
も見ておくと安心です。
9. 採用SNSは「最安値」ではなく「社内工数」も含めて考える
SNS運用代行を利用する企業にとって、実はかなり大きいのが、
社員の時間
です。
採用担当者が1ヶ月に、
20時間
SNS運用に使っているのであれば、その20時間もコストです。
外注によって、
企画
台本
撮影進行
編集
投稿
分析
を減らせれば、その分、
- 応募者対応
- 面接
- 求人改善
- 採用戦略
などに時間を使えます。
運用代行の価値は、
動画そのものだけではありません。
10. リクブランが考える料金比較
リクブランでは、採用SNSを比較するとき、
「どこが一番安いか」
より、
「自社でやらなくてよくなる業務は何か」
を確認することをおすすめしています。
SNS運用には想像以上に工程があります。
安く契約できても、
社内工数が大きく残るのであれば、
結果的に高くなる可能性があります。
そのため、
月額
投稿本数
支援範囲
社内工数
契約期間
までセットで比較してください。
まとめ|採用SNS運用代行は料金より「何が含まれているか」
採用SNS運用代行の費用は、会社や支援範囲によって大きく異なります。
重要なのは、
「月額○万円」だけを比べないこと。
企画
台本
撮影
編集
投稿
分析
応募導線
のうち、
どこまで含まれているのか。
そして、
どこからを自社で担当するのか。
ここまで確認すると、本当に安い会社が見えてきます。
採用SNSを検討しているものの、
「どのくらいの運用が必要なのか分からない」
という場合は、料金プランを選ぶ前に、自社の採用課題と必要な支援範囲から整理することをおすすめします。
リクブランなら採用特化のTikTok・SNS運用を月15万円から始められます|採用SNS運用代行の費用
採用SNS運用代行の費用を比較している企業様へ。
リクブランでは、採用に特化したTikTok・SNS運用を月15万円から始められます。
採用ターゲットの整理から企画・撮影・編集・投稿・分析、応募導線まで、必要な範囲を一緒に設計します。求人媒体だけでは届きにくい潜在層への認知をつくり、すでに求人を探している顕在層には仕事・人・職場を動画で具体的に伝えることで、応募前の理解を深め、採用後のミスマッチ低減につなげます。
「自社の場合はTikTokが向いているのか」「月15万円でどこまで任せられるのか」という段階でもご相談いただけます。
関連するSNS採用コラム
TikTok採用・採用SNSの基本 TikTok採用が向いている業界とは?採用SNSの現場から見る相性のいい企業・職種
「TikTok採用はどんな業界に向いていますか?」
TikTok採用・採用SNSの基本 TikTok採用とは?採用活動で活用する前に知っておきたい基本と成功の考え方
TikTok採用とは、TikTokのショート動画を利用して企業や仕事を知ってもらい、応募・採用につなげる採用…
TikTok採用・採用SNSの基本 TikTok採用にはいくらかかる?内製・運用代行・広告の費用を実務目線で解説
TikTok採用そのものは、アカウントを作って動画を投稿するだけであれば無料で始められます。